私がセントスティーブンスカレッジに通ってみて感じたオーストラリアの教育の良さは、生徒主体の授業スタイルで一人一人の意見が尊重されているところだと思います。

生徒と先生の関係は日本に比べるとすごくカジュアルで、授業も軽い雑談から始まったり、生徒が気軽に先生に質問を投げかけると ‘僕はこう思う’ ‘でもこういうのもあるんじゃないかな’ と自然にクラス全体でのディスカッションになったりと、良い意味で自由で、生徒の学びたいという気持ちを引き出すような教育だなと思っています。



一年間を通して基本的にそれぞれのターム(学期)ごとに教科ごとのテスト・またはレポートなどの課題提出があるのですが、そのテストや課題で出されるトピックは実践的な内容のものが多く、とても面白いです。
例えば、ビジネスのレポート課題では、実際にある企業のブランディング戦略を授業で習ったセオリーや分析するためのフレームワークを使って調査したり、数学では複数の直線や曲線のグラフを組み合わせて仮の「ビジネスロゴマーク」をデザインするという課題もあったりしました。


このように、オーストラリアの教育はただ答えを覚えるのではなく、習ったことをどのように応用するかということに重点が置かれているように感じます。日本にいたときにはこんなこと勉強しても将来何に役に立つの?と思っていたことも、オーストラリアに来て、社会に出たらこんな風に使えるのか!と驚かされたことも多いです。
また、頑張ったら頑張った分だけ先生や友達が褒めてくれるのがこちらの人たちのすごくいい所だと思います。

小さなことでも素直にすごいね、いいじゃん、と言ってくれるともっと頑張ろうと思えますし、また逆に今度は自分も友達に対してポジティブな言葉をかけてあげようと思えます。
私はこのような環境で、毎日 ‘楽しく’、 ‘濃い’ 学習ができていることに感謝しています。
